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スパムアサシン(spamassassin) ◆
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■ スパムアサシン
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スパムアサシン(spamassasin)は、サーバーベースで、世界で最も使用されているスパムフィルタの1つです。
国内の主要プロバイダや、マカフィー(McAfee)のスパムフィルターSpamKillerにも採用されています。



スパムアサシンは、オープンソフトウエア財団(現Apacheソフトウェア財団)の下で開発されているソフトウェアです。
Apache財団が開発したWebサーバーは、世界の60.4%のサーバーで採用されています。(W3tech社2014年6月調査)また、Apacheには、マイクロソフトが主要なスポンサーとして参加しています。

■ スパムアサシンの機能
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スパムアサシンは、メールを細かく調べ、それがスパムであるかどうか判断します。
スパム判断するポイントは、数百あります。一例をあげると・・・。


  • ありえない日付や、ありえないメールアドレスからのメール。
  • メールヘッダーに、不正もしくは偽装の痕跡。
  • 過去にスパムが発信されたサーバーを経由したメール。
  • スパム発信者として登録されているドメイン(IPアドレス)から送信されたメール。
  • スパム発信者が多用する、大量メール送信ソフトの痕跡。
  • 過去にスパムに掲載されたURLが、メール中に存在。
  • タイトルや本文にスパムに特徴的な特定のNGワード、特定のキャラクタの頻発。
  • HTML形式のメール。
  • メールの内容を解析し、過去に受信したスパムと比較。(ベイズ理論による学習機能)
ベイズ理論は、、Nifty、Biglobeなど主要なプロバイダや、Mozilla Thunderbirdにも採用されているスパム判断理論です。
スパム発信者を登録する著名なサイトが複数あり、スパムアサシンでは、これらのサイトを複数参照しています。
HTMLメールは、メールを開いただけで無断で特定サイトに個人情報を送るなどができるため、スパム送信者に多用されます。


これらに、それぞれ合致したかどうかで点数をつけ、全体を加算します(項目によっては減算する場合もあります)。
その合計点(スコア)が、一定の値を超えるとスパムと判断し、その情報がメールヘッダーに付加されます。

スパムと判断された場合、メールのタイトルに、[SPAM]と付加します。
通常は、これを使用してメールソフトで、スパムとそうでないメールを分類する使用法が一般的となります。


  • スパム判断スコアを変更することで、スパムフィルタの効果を調整できます。
  • ホワイトリストや、ブラックリストを登録することが可能です。
  • メールのタイトルには、[SPAM]以外にも、ユーザーの指定するものに変更できます。
  • スパムと判断されたメールは、添付メールに変えることもが可能です。
  • これらの設定は、各ユーザーごとに個別に可能です。
詳細は、コントロールパネルの設定方法をご覧下さい。

         
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